今朝は、今後大雪となる予報が出ていますから、交通情報をしっかり確認されてください。私は、万一の準備、電車が止まっても良いような支度をしてこれから出勤の予定です。では、前回のつづきです。
テーラワーダ仏教協会の瞑想会では、座布団などを持参することになります。ご法話中も椅子に腰かけることはなく、床の上で正座か胡坐などの座る体制になるのでシンドイ。
私は股関節が固く、胸椎は椎間板ヘルニアで首は脊柱管狭窄症がありますから、常に痛む。10時から21時までの会はかなり痛い思いをしました。
瞑想会は10時から概ね20:30のスケジュールです。途中で帰ることは原則できませんが、どうしても最後までいることができない場合は、予約の時に伝えると参加できる場合もあります。
小さめで厚めのクッションや低反発クッションのようなものを持参されている方がいて、それが良い、と思いました。
法話を聞く姿勢に関しては自由な瞑想会です。
立つ瞑想や歩く瞑想、座る瞑想に関して細かな指導はありません。youtube動画で無料で公開されているし、書籍でも毎回のように紹介されているので、自習してくるように、もしくは、会の後で宿題のように実践する、といった初心者指導です。
個人的には、今回参加してみて、初心者指導はもういいかな?と思っています。ポイントがわかったからです。
1か月前に指導を受けて、またその翌月にも瞑想指導を受けたいという方がいるようですが、ご自分で実践するように促されるようです。
宿題として出された課題があります。
テーブルに5つの何でもよいので物を置く。それを、別の場所に、移動する。そして、元の位置に正確に戻す、という瞑想。
この時重要な事は、背筋を伸ばして、腰から上を曲げないようにして、別の場所に置く事と精密に厳密に元の場所に戻す事。
そして、実況中継しながら移動すること。手を伸ばします、握ります。上げます。引きます。運びます。下ろします。置きます。離します。
と、動詞だけで実況中継するのが瞑想法。
ティッシュを取り出して、4つ折りにする。
正確に、端がぴったりと合う様に折る。
そして、実況中継しながら移動すること。手を伸ばします、つまみます。上げます。運びます。置きます。持ちます。上げます。運びます。下げます。離します。上げます。引きます。下ろします。つまみます。運びます。下げます。置きます。離します。
動詞だけで実況中継すると、自我が無くなる。自我をなくすのが瞑想です。
この他にも、掃除の瞑想、洗濯物を畳む瞑想や食器を洗う瞑想などがあります。
動作を分類して動作のみを動詞で言い当てて、実況する。
今日、洗濯物を干す時に実践してみました。いつもよりもゆっくりで時間がかかりますが、疲れない。乾いた洗濯物を整理タンスに折りたたんで入れるときにも実況中継。
普段よりも時間がかかりますが、実況中継していると時間がかかることは気になりません。そして、疲れない。
出家して禅定が進むと、眠らない修行をすると聞いたことがりますが、自我が無くなると疲れない。だから眠る必要もなくなるのだと思います。
自我が入ると、実況中継で必ず失敗するのだそうです。5つも物を正確に元の位置に戻す瞑想中に自我が割り込むと、正確にもとに戻らない。
ティッシュを折りたたむ瞑想でも、自我が入り込むと正確にきれいには折れない。
なぜなのか?
今の私にはわかりません。実際にしてみて、そこからわかることなのでしょう。長老への質問は自由です。
ただし、瞑想をしているとわかることがあります。
頭の中だけの思考の疑問について質問することもできますが、瞑想をしている私がすぐに回答がわかることもあるので、やはり、ヴィパッサナー瞑想を実践する意欲のある方が参加すべき瞑想会だと思います。
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