あなたはどこから事実情報を拾っていますか?
私は大学生までは、日本でテレビやラジオや新聞で取り上げられているニュースや記事って善意で客観的で理性的に選ばれて発信されていると信じていました。
大学のある企画の委員をすることになって、先輩方と出演交渉のために教授の研究室を訪問した際、先輩と教授が「情報操作があって・・」という話しをしていました。
先輩と教授の間には共通認識がある。けれど、私には「何?情報操作?」というわからない感覚だけがありました。
ソノ引っ掛かりは忘れない。脳のどこかに楔が刺さった感覚がずっとありました。どこかでその疑問を解き明かしたい衝動のようなものがずっとありました。
昨日でしたか、連合赤軍の女性の幹部が出所されることがニュースで人気だったようです。彼女のしでかしたことは賛成しないし思想のようなものも評価できないと私は考えているけれど、今の世界、世の中に対する観察眼はしっかりしている、と感じています。
わたくしの体験に戻すと、色々な書籍を読む中である日突然に世間のニュースの実態が分かった。本質的で抽象的なんですが、合点が付いた。ということがあります。
ものの見方が変わりました。新聞紙面でも「この記事があるからこの記事をのせざるをえないんだな・・・」という推論をしてゆくと、新聞学もジャーナリスム論を知らないけれど、情報の載せ方を少しづつ理解できるように変わりました。
一生そうした体験なしに生きている人々がほとんどなのかもしれません。連合赤軍の元幹部の女性はソーではなくわかっています。情報の殻を打ち破ることで見えてくる、核心、本質に迫れるように思考感度が変わる人は少ないのだと思います。
小学生の頃にはオリンピックというと日本選手の活躍ばかりに興奮していました。大人になっても小学生の頃と変わらずにオリンピックへのまなざしも変わらない、小学生の頃のままの大人も多いんだろうと思います。
コーしたことは俗にいう「頭がいい」とは関係ありません。いい大学を出た社会人でも、ある意味、育っていない。厳しい言い方をすると子供のままで頭に冴えが無い。仕事はできても頭に冴えがない。殻の中に閉じており、閉じていることに気づかない。
体験をして私は全然変わった。この違いは何なのか?
これまでに、情報の殻を打ち破って、ニュースの実態を知り、見方を変えた経験がある人とそうではない人との違いなのだと私は思います。
情報の殻の内側にいる人は、自分が井の中の蛙大海を知らずという状態になっていることを知りませんが、情報の殻を破った人にはそれが良くわかる。
しっかりと調べて勉強して、「何が事実で何が嘘なのか?誰が嘘をつかない人なのか?」と考えることが重要です。現地で自分で見て地域の人々と会話する以上の情報の拾い方はありません。私は原発も戦争にもソーしたことをしてきたことがあるので、だいだい知っているつもりです。
2022年5月時点の日本にあって、まだ、わずかに殻の外の情報に接することはできます。情報の殻を打ち破ることができた体験は、その後、真の情報を受け取る事が全く出来なくなっても、分析能力を得ます、たぶん。
世界のニュースでは、数か月のスタグフレーションは起こるだろう、インドは小麦粉の輸出を禁止した。マレーシアも鶏肉の輸出を禁止した。と報道しています。
スタグフレーションというのは、物の価格が上がるけれど賃金は上がらないので生活が回らなくなる現象。安く手に入っていたものが高くなったり、最悪は手にはいらなくなることです。雇用も失なう、かも。
今日私の自宅には大量の玄米が配達されます。ネットでの米の注文が最近増えているようなので、いつもとちがう商店で即買いしました先週。
世界のニュース報道は今どうなのか? 何が現実に起きており、今後はどうのように予測されているのか? 世界経済の大不況。ダボス会議のテーマは何か?グローバリゼーションの終了とウクライナ危機、コロナ。この未曾有の困難に立ち向かう政治家はいるの?ベンチャーにはピンチはチャンス! が詳しいです。
今日は好天でのんびりお休み気分な方も多いんでしょうけれど、ちょっくら世界で起きているニュースに目を向けてみると、これまでと違った感じで今のあなたの状況を知ることができるでしょう。何が起きようとも、私は上手に乗り越えてゆくつもりです。
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