無風の定年延長
俳優の江口のりこさんが気になって調べたことが最近あります。気取らない、少し陰のある表情とかぶらないキャラ。江口のりこさんは高校進学することなく上京し東京乾電池という劇団員になった。
英断。
わたくしはみんなと同じく高校に進学し大学受験し就活してサラリーマンになった。何も考えていなかったわけではないけれど、
親の価値観、親世代子世代の周囲の価値観にどっぷりと浸かってその通りになった。
1Fから2Fの上りエスカレータで、2Fに降り、そのまま、当たり前のように2Fから3Fのエスカレーターに乗る。
そんな無風な温室ハウスの野菜のようであって良いわけはない、これからだ。
「中卒上等!!」という江口のりこさんの気概が心をざわつかせます。
定年で失うもの
収入・役職・居場所。高齢となった元サラリーマンがサラリーマン人生でもっともよかったと振り返る時期は40後半から50歳代のころなのだそう。
日本は犬系と国。縦型のピラミッドで上位にあることが幸せ。役職と人の人格を同一視してるとソーなる。
役職はこの世の虚構の1つ。値札のようなラベリングだと思ってみると、2次的3次的意味合いしかないとわかるハズ。
では、定年で失う大きなものとは何なのか?
世代を超えたゆるい関係・イヤなことを強いる強制力・閉そくと高揚の波。
なんということもない、たわいのない会話。満員電車を耐える強さ。体調への気配り。
激務を乗り越え、休暇に温泉に浸る気持ちよさ。
再雇用問題
私と同年齢(50代後半の後半)の同僚は、先月、奥様に70歳まで働くように強く勧められたと言うのです。
そのためには今の会社で今同様の仕事をしていてはダメだと言う結論にいたしました。これまでのキャリアを生かしつつ資格であったり求人状況などを調べていた。
結果、今の仕事で70歳まで働くと決めたそうです。そして一旦は延長して働くことを拒否した上司に、翻って継続的に勤務したいと希望し申し述べた。
深く聞かなかったけれど、付け焼刃程度の調査では現状維持以上の確かな手ごたえには至らなかったのだと推察します。
やはり、試してみる。そして結果を出してみる。実践する行動力。彼にはブログ運営が良いと話したことがあるけれど、雇われる以外の働き方が想像できない感じでした、実にもったいない。
再就職と再雇用では意味が異なります。
簡単に整理すると、再就職は、キャリアを生かした転職で、収入は大きく変わらないかアップする。再雇用というのは、雇用者市場目線の用語。
それまでのキャリアを一掃させて、新入社員レベルで採用されること。だから、待遇もグーッ落ちます。
リタイアまでの準備
”日本の未来”というアルボムッレ・スマサナーラ長老の著書に、「世界マーケットのは可能性がいっぱい」とあります。
日本のパン・寿司・米まどを工夫して世界のお金持ちに販売する。キーワードは「ステイタス性」。
一貫1ドルの寿司よりも一貫十ドル寿司の方がステータス性があって売れる。そのためにはアイデアが欠かせません。
アイデアがあれば世界市場で稼ぐ、自分で稼ぐことができる。アイデアを生み出して、実際にブログ等を立ち上げてやってみる。
日本人に向けて試してみる。わたくしはソーしてきました。雇われたままだと、雇い主の都合で自分の居場所が右往左往します。
けれど、自分のアイデアで勝負する下地があれば、後は成功体験に基づいて、新たなアイデアで勝負できる。そちらの方なら右往左往するハメになりませんから。
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