男の更年期

健康法

ホルモンの変化はある

女性には閉経という明らかな現象があるのでわかりやすい。男性に更年期が確かにある、と作家の五木寛之さんは著書で言っていました。

何をもって五木寛之さんが「更年期」を男性に対して定義していたのかはしらないけれど、ただ単に、体調が悪いとか年を取ったな、と思う事とは違う変化があったのだと推察します。

体調の変化ってどんなだったでしょうか?

個人的には、30歳で食べ物に対する感覚は変わって、こってりしているものよりもあっさりしているものを好むように変わりました。

そして、41歳の厄年あたりにも全身を駆け巡る何かが変わった。体力の全体がやせ細った感覚。ムリが効かない、睡眠不足を気力で跳ね返せない。

大病はしなかっかけれど、腰や腹部の痛みが気になって精密検査をして大腸ポリープを切除したのが厄年の前後でした。

59歳の変化

そして今年。春の2~3週間の間に脚の衰えを日ごとに感じて過ごす期間がありました。痛みというのではない変化。

脚が重い感覚。

筋力の衰えなのでしょうか?

だからといって、反発するかのように筋トレをしたりはしていません。老年期に向けた本を読んだり考えてゆくと、うつなどの精神的な不健康状態が気になります。

やりたいことがない。刺激がない。何もしたくないし、じっとしていても退屈。

というのは宜しくない状態。

今のところは、春の一時的な変化以外に気になったことはありません。夏バテということもなく、スタミナはあるほうだと思っています。

65歳あたりに大波がきそう

タモリさんや糸井重里さんがかつてテレビでおっしゃっていたのは、65歳くらいから子供を作れなくなる、と。男性機能不全。

こうしたことは個人差があるのだと思います。男性には更年期を明らかに示せる何かがありません。男性機能不全を更年期として良いのか?

学生のころのバイト先で元警察というOBの方と一緒に仕事をする機会がありました。確かその男性は68歳くらいだったと思います。

かなり老けた感じでしたが、離婚しているので、女性に声をかけて一緒に旅行に出かけることのある方でした。

仕事は真面目で職場の客先からの信用も厚い。けれど、部下の私に常にグチをいう。聞いているほうが疲れる。独り身でも働いてたまには女性とお泊り旅行。

体力と気力

そろそろ、警察OBのあの人の年齢に近づいている。その職場の上司とは仲良くはなかった。で、当時の私は、彼のグチの多さを他の同僚に陰口をしていました。

結局、自分が愚痴っていた。

今は、そうしたことをしません。仕事上で問題があれば指摘する。上司に何かされてもやり過ごせるスキルが身に着いた。

良いイメージの言葉を多く使っていると自然に人相に出ます。顔が変わる。

一人暮らしで独り言はホボ言わない。

一人で独り言ってちょっと変です。

精神状態が良くはないと私は思います。昭和の頃の大人は静かでじっとしていた。昔は縁側で一人じっとしている大人は普通にいました。

パートナーのいる男性とひとり者の男性の平均余命はパートナーのいる男性の方が長いという統計データは確かにある。

けれど、食事と睡眠などを少し気を付けて、健康的に生活していると、モテるし、楽しい事はあるし、興味のあるやってみたいことも生まれる。

なによりも、こうして能動的に文章を書く、誰かに向けて書くことで、幸福感を感じるし、やりがいは尽きる事はありません。

アンチエイジングとは違う。気持ちを枯れさせないのが一番の健康法だと感じます。

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