かつ丼セット1択
2年ほど前に知った西川口駅西口の稲廼家さんの蕎麦が最高。
店内の広さ、客席同士の距離感、気取りのない清潔感、蕎麦とそばつゆの相性、薬味、小どんぶりのかつ丼のかつの大きさ・米の量・味。
セットの後に、言わずともそばつゆを持て来てくれる。タイミングの良さ。
すべてが自分好みでありながらも、いつも込み合っていない。時として期せずして貸し切り?になることのある穴場的解放感。
どんなに美味しくとも、行列に並ぶなら、空いてる店を選んできた。
稲廼家さんの隣町に住んでいた頃には発見できなかったが、週末の夕方に足を運ぶことが多い。
何もかもが丁度いィー
混雑するであろう時間帯に店に入らない。習慣。混んでいて人口密度が高い場所が子供の頃から苦手。
子供の頃、デパートの買い物の合間にレストラン。いつでもどこでも人でいっぱいの高度成長期にはテーブルの相席は頻繁だった。
この頃は相席ってホボない。稲廼家さんの2席座れるテーブルは独り占めできて、一人だと大き目。カバンを空いた席に置き、セットメニューのお盆を置いても余裕があるから、パソコンを開いたり読書ができる。
稲廼家さんは家族経営で料理は一人で作っている様子。時には待つことも。基本夫婦2人で切り盛りしているが、娘さんがホール係をしていることがある。微笑ましい。
小鉢のかつ丼ともり蕎麦のセットが私の定番。そのもり蕎麦を大盛にすると1,680円。そば通ではないが、稲廼家さんの蕎麦とそばつゆにかつ丼のセットが、私の知る、この関東で一番。
至福の週末ココにあり
2021年8月現在、稲廼家さんではアルコールの提供はしていない。宣言後にはエビスと決めている。蕎麦にこだわりのあるかたであれば、もっと洗練された、上等な蕎麦はあるのだと思う。
店主の思い入れが強く激しいと、脱力感を伴ってひとりで店に入るには敷居が高い。
店が広くて家族連れが多いと、視線は自然に一人の席に向くからくつろげない。ある程度の解放感がありながらも、広くはない狭さがあると一人の入店でも落ち着ける。
ホールスタッフが客の要望を待ち受けて客への目くばりをしていると気になることがある。稲廼家さんは常に忙しい家族経営。厨房が奥まっており店側と客席の距離感がある。
先日、ご主人が私に挨拶をしてきてレジ係も引き受けていた。ある程度の常連感があるからなのか?
夜の営業は先になるという話し。たぶん、地元の客だと思っているだろうけれど、わたくしは電車で30分。
時間が付くと足を運んでいる。
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