苦労って何?
テレビだったかyoutubeでだったか、北野武さんが言っていた言葉。「魚に”泳ぐの大変だね”って言わないっしょ・・・」というのが妙にウケた私自身に。
映画監督に「映画って大変ですね」とか、お笑い芸人に「お笑いって大変だな・・」というのはレベルが低いから。
達人というか、高みで生きているひとはソー思っていない、と北野武さんは言いたかったのだ。
水を得た魚のように、と言うことがある。魚そのものになったとする。大変だなんで本人は思ったこともないし、感じてない。
北野武さんはソー思ってきたのだと思う。
疲れたり、悩んだりしない。
水を得た魚のように、すでに魚ごとくになっている。理想。
好きってどういうの?
人が人を好きになるのはホボ気まぐれだと思う。仕事を好きな人はこの世にどれだけいるだろうか?
コロナ渦で、北野武さんを追い求めて、過去の動画を見ていた時期がある。
もう映画は撮らないのだろうか?
仕事のアイデアがあふれ出て枯渇しない、苦しまない。孤立しない。こびていない。
超多忙でも眉間にシワが寄っていない。
一生懸命でありさいすれば、ほめられたのは昭和の時代までだと思う。
令和時代は、「眉間にシワが寄っている」と相手にされない、嫌われる。
北野武さんは昭和の時代の成功者でありながらも、眉間にシワがない。
北野映画の撮影現場は、他の現場と全く異なり、居心地が頗る良いと俳優たちが口々に白状している。
演技を要求しない。俳優ができなければ、カメラの位置をずらす。どんどんと撮影して、午前中に撮影が終わる。
向いていることを探す
好きなことをすぐに見つけている人がいる。ヴァイオリンを3歳からしています、とか、水泳を、スケートを小さな頃からしているような人。
その一方で、好きなことが無い、わからない、という人は多いだろう。わたくしもかつてはそうでした。
極論、好きを生業にできないから、サラリーマンが多いのだと思う。そのサラリーマンの立場がかなり危うい。
このコロナ渦で、飲食を選んだがために生活が激変している人も多いと推測する。ではあっても、なくてはならないものは脅かされてはいない。衣食住など。
人にとって必要であり、かつ、好きな事を探すと生きてゆける道を見つけることができると思う。
何か得意なことはなかっただろうか?
褒められたことはないが、時間を忘れて打ち込んだようなことの中に好きなことは隠されている。
イヤでもまずやってみる
好きな事を捨てさせて、しなければならないことやソー振舞わなければいけない、と小学校から教え込まされた。
どんどんと元気の無くなるような教育によって、へ垂れた。シニアになって、でも、ところから、元気を取り戻す。
駄菓子屋のひも付き飴。
1本引く、ハズレ。2本目を引く、ハズレ。
1本1本、イヤなことに出会い、苦手なことを知ることで、好きで向いている紐に近づける。
どうしても当たりが出ないですか?
ならば、ソレを好きになる。
できることを手掛かりにして、なんということのない好きでない事を好きに変える。
好きになろうとして好きになる、ということは案外簡単だ。嫌いではない興味のあることを続けてソコを掘っていく。
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