59歳からの再就職

副業(ブログ収益化)

雇われない働き方は想定外?

私の働いている会社では定年延長の申請を個人個人でおこないます。59歳で本人への意思確認が行われます。

直属上司
直属上司

60歳以降も当社で働きたいですか?


こうした問いが、今年の春の面談で行われました。私は、副業禁止の当社にあっても、自分でブログを運営してアフィリエイトで収入を得る個人事業主を目指しています。


なぜならば、これまでに2年ほど運営したミニサイトで、それなりの成功体験を経験してきた自負があるからです。

私と同年齢の同僚は最近、奥様に70歳まで働くように勧められたと言うのです。そのためには今の会社で今同様の仕事をしていてはダメだと言う結論にいたしました。66歳以降も働く保証がないからです。

66歳から70歳まで働くために、今転職する、キャリアを上乗せする。という試行錯誤をしていた。これまでのキャリアを生かしつつ資格取得であったり求人状況などを調べていたとそうです。そして断念。


令和でも昭和から抜け出せない

その同僚は結果的には今の仕事で70歳まで働くと決めたそうです。そして一旦は延長して働くことを拒否した返答を面談で上司に告げたものの、翻って継続的に勤務したいと言う希望を先日述べたそうです。


確かに今の日本の大企業は65歳まで定年延長させることを国からの要請より進めています。

その一方、個人が会社で得られる収入はどんどん目減りする傾向は変わりません。新自由主義の名のもと、サラリーマンの立場は全くの不安定。

それでも、いい大学→いい会社という幸せのサラリーマン人生という昭和の時代に終わった終身雇用制度が、まだスタンダードな価値観として残っている。

社会に出てからは、仕事以外の勉強をしてこなかったツケ。

日本の社会人は社会に出てからほとんど読書や勉強をしない。そのツケを払わされているのでしょう。

そもそも会社は律令制

定年と再雇用。個人事業主になることを目指している私は、会社勤めがあまり好きではありません。大学を卒業して就活して入社した会社は金融系。

20世紀の株式会社は、私にとって江戸時代以前の文化によって営まれる、変わった世界でした。昨年亡くなられた作家の橋本治さんは、日本の会社の制度は律令制度である、と断言されています。

それでも会社勤めの良い点も意識をしています。世代間を超えて同じ職場であれば緩やかな関係でコミニケーションをとる。職務としていやありがでも出勤をする。

仕事に差し支えがあるのであれば体調管理も日常的に意識する。会社に勤めていることは常態化し、普段意識していない社会性。伴って営むことの面白さ。

わたくしのような社会が苦手な人であっても、その中に入ることで刺激を得、小さな喜びを感じて日々生きてもいるのです。

ひとりで渡る渡世なり

フリーランスや個人事業主で生きていくと言う事は、こうした社会性、会社組織の良い点を失うと言う負の側面を引き受ける事でもあります。

定年になる。リタイヤする。

こうした言葉の響きには、なにがしかの開放感といったものがありますが、失うものも少なくは無いだろうと思うのです。

リタイヤ後も社会性を維持するにはどうすれば良いのか?

毎日が日曜日と言う感覚ではなく、平日に会社に出社するような何かが必要だと思います。1種の職務のような、自らを強いるようなしくみが必要です。

コメント

error:Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました