昨年秋に知り合った女性と毎週お茶程度のお付き合いをさせて頂いています。シングルシニア侮るなかれ!デス。
個人的な体験をいうと、45歳くらいからずっとモテ期が続いています。学生時代の写真を見せると、今の方がいい、という感想を女性から頂くこともあります。気兼ねなく、同時ではなく、複数の女性とデートしてきました。
シングルの特権ですよね。
私は音楽を日常的に聞きません。でも、何かのタイミングですごくほれ込んでしまって、そればかり聞く、ということを繰り返してきました。
自分の気持ちを音楽によって明るくする、元気づける、楽しむ、という人は音楽を日常的に聞くのだと思います。私の場合の「 気持ちを明るくする、元気づける、楽しい 」は、音楽よりも読書などだったりしています。
テーラワーダ仏教の長老で日本に在住されているアルボムッレ・スマナサーラ長老はyoutubeの番組の中で、「歌(音楽)はマントラです。」とおっしゃります。
マントラというのは、呪文のようにして繰り返し同じ言葉を発して自分に言い聞かせる言葉。わたくし個人の見解ですが、言葉には言霊というものはありません、たぶん。
言葉を発する主体の人間にエネルギーはあり、聴く人にもその言葉から受けることによって妄想が膨らんでエネルギーが発生する。でも、言葉自体にエネルギーは無いと思います。
アートマンやらブラフマンという概念を私は信用していません。この日本では、言霊というものを無意識的に受け入れる人が少なくないだろうと推察します。
神秘的な何かを信じたい気分でいる人は少なくはないでしょう。
けれど、昔は言霊があると信じていた私は、今は信じません。話しが脱線しました、戻します。
お茶程度をご一緒させて頂いているその女性とは、これまでの女性と話したことがないようなことを良く会話しています。その彼女は音楽が好き。ジャズが好き。生演奏の話題にもなった。
得意分野ではない音楽。
で、遠い記憶をたどって、私は何が好きだったかナ?と思い出す。と、ようやく「かすかなしるし」でした。
たぶん、メジャーではない。けれど、私以外にもゾッコン好きな人のいる「隠れた名曲」と言われている知る人ぞ知る歌であり曲。
クリエイターのいとうせいこうさんが作詞し、藤原ヒロシさんがプロデュースし、UAさんが歌っている「かすかなしるし」は、一時、自宅に仕事を持ち帰って、激務のさ中に自分を取り戻すようにして聞いた歌であり曲でありピアノの音色でした。
UAさんの歌声は素晴らしい。でも、ひょっとして、ピアノで聞かせる曲作りしてない?とある時感じました。
ピアノが歌手でUAさんの歌を伴奏のように意識して聞くと、そっちのほうがしっくりしていて、完成度も高い。と素人なんですが発見したことも思い出します。ピアノの音色が頗る良いんです!
いくつかの「かすかなしるし」作品はありますが、 藤原ヒロシさんがプロデュースし、UAさんが歌っている「かすかなしるし」 だけがかなり良いです。(個人的は感想です)
で、今朝、思い出したように聞くと、やっぱりいい。
都会で一人暮らす人の情景が見えるよう。疲れ果てて就寝の前、一気にクールダウンさせてくれる、とっておきの曲でした。ぜひ、お聞きになってみてください。
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