デルタとミューの興亡盛衰
毒性が強く人類にとっての脅威度が高いのはミュー株。そして、今の日本で置き換わった新型コロナはデルタ株です。
どうやら、ミューよりもデルタに分がある。新型コロナの変異株同士の攻防盛衰のお話。9月9日に政府が発表した新型コロナの現状および今後の予測に関するデータ。
その中に150日を一単位として、デルタ株に感染し死亡する推計のグラブがある。
今年の6月時点でニュースウイークは、デルタ株の実効再再生産数(=R=1人の感染者が周りの人に感染させる人数)を最大7としていたが、この9月時点での世界の研究によって8~10と言われるように変わった。
内閣府の今回のデータでは、実効再生産数を5として計算した結果、150日の間に10万人程度が死亡するだろうという推計を公表している。年間にすると20万人。現実的には100万の手前までにはなるでしょう。
この冬は確実に増える
2021年9月9日の政府の発表によると、この1年半余りの間の新型コロナによる感染者総数は1,587,013 人で死者の累計は16,429人。
この統計を発表した研究者ではないが、ある感染症の専門家の信ぴょう性の高い意見によれば、現在の公表されている陽性判明者の少なくとも5倍の感染者がいる、と言われています。
2021年9月現在、ホボ無策でありながらも、コロナの感染者数が減っています。それでも昨年に比べると10倍以上の感染者ではありますが。
ワクチン効果が高まったので、感染者が減っているのでしょうか?
今年の春辺りから言われてきたのは、「季節性なんじゃないか?新型コロナが増えたり減ったりするのは季節と関係がありそうだ。」という事。
私は、空気感染するウイルスには季節性ではない周期性があるのだと考えています。自然由来のバイオリズムのような周期性が季節と関係なくある。
そして、これからの冬、これまで経験したことがないような感染力で人類に襲い掛かるのだと推測しています。
北京はリスク大で中止
感染症を起こすウイルスは今回に始まったことでなく、中国大陸で発生する事が多い。だからといって中国国家が悪いわけではありません。
今夏の東京オリンピック開催の前、感染拡大を懸念してオリンピック開催を危ぶむ人々がいました。世論もソーでしたね。
結果、どうなったか?
オリンピック開催とは無関係に市中で感染者が増えたのでしょうか?
私は新宿に勤務しているけれど、選手と思われる人々を何人も街中で見かけました。記者なのかスタッフなのか、そうした人専用のバス便と臨時停留所もあった。
バルーンのような施策と並行して人流は海外からもやってきて、空気になにかが広がった可能性はあるでしょうね。
したたかな中国政府は、この北京オリンピックを開催するのか延長するのでしょうか?
少なくとも、データ集積に長けた中国は、今年の冬のコロナ感染者爆発リスクを知っている。
アジアの工場が停止すると
わたくしの住む町では、町内放送で外出自粛の放送が流れていました。昨年は。今年は流していない。昨年の10倍感染者が増えているのに、警戒感が緩んでいます。
昨年と今年の大きな違いは、アジアで感染が拡大していることです。中国生産のワクチンが効いていないからではないか?と私は考えています。
日本の冷凍食品はタイで生産されていて、タイの冷凍食品加工工場のスタッフが新型コロナに感染している。
冷凍食品の生産ラインが止まった。自動車は私は乗らないので構わないけれど、冷凍食品もホボ食べないからかまわないけれど、コーした状況は昨年になかった、新しい危ない予兆ではある。
パソコンはないと仕事はできない。でもパソコンの工場が停止するとパソコン出荷数が減る。海上輸送のコンテナが不足していることはご存じだと思いますけど、輸送費も高騰している。
パンデミックから、新たなパニックが引き起こらないように静視しながらも注視してゆく必要がありそうです。
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