加齢に伴い体には様々な痛みが感じられてきます。その痛みに対する考え方を改めさせてくれる一冊です。
長生きしたけりゃ医者選びが9割
富永喜代さんは2021年現在、youtubeで過激な動画を投稿されています。過去には衆議院議員にも立候補されています。
本記事は純粋に本著の内容のみで投稿させて頂きました。
行政はかかりつけ医制度を導入しているけれど、なかなか自分に合った医者を探す事は難しい。
もしかかっている病院の医者の判断に疑問を感じたら、セカンドオピニオンと言って別の病院の医者の意見を聞くことができる。
ただし、どちらの医師の判断が正しいか素人の患者が見極める事は極めて難しい。だから日ごろから医療系の本を読んで自分の中の知識を高めておく事はかなり重要です。
専門医と言うとどこも同じ様に最もクオリティーの高い医療を提供してくれると信じてしまう。著者の富永医師はそうではないと言う。
痛み止めシップのリスク
何かの本で痛み止めと言うのはそもそも体温を下げることによって痛さを和らげると読んだことがある。
つまり痛みに直接アクセスして原因を減らしたり消すのではなく、感じる側の感度を下げると痛さが減るからだのしくみを利用するのだ。
体温をむやみに下げることが果たして正解なんだろうか?
著者の富永さんは、痛み→薬 によってさらに苦しい結果になる、と言う。
個人的な経験としては、シップはあまり効いた試しがない。
痛みそのものと痛い感じの違い
痛みが気になって嫌だ嫌だと思うと余計痛さを感じる事は無いでしょうか?
私はヴィパッサナー瞑想をするので、痛みを観察したことがあります。
腰に椎間板ヘルニアヘルニアがあり、首には脊柱管狭窄症と言う病があります。専門医からは手術を勧められたことがある。
けれど、自己養生によってホボホボ痛みはしなくなりました。脊柱管狭窄症で左腕がもぎ取られるような劇痛をこらえて、鍼灸院に通い、せんべい枕を作って就寝し、温灸で患部を温めた。
せんべい枕で首のしなりが生まれて、コリが減ったことが快方へ向かった体調変化の兆しとして思い出されます。
普段痛みがないけれど、それでも、調子が悪いと痛み出すことがあります。そんな時に内観法と言う、瞑想で痛みそのものに意識を集中。
痛みがそこにとどまっているのではなくいろいろなところに移り変わり弱まったり消えたり、また現れたり消えたり、痛みが動的に動いていることに気づかされたことがあります。
痛みに対して怒る怒りの感情が痛みをさらに増幅させ大きなものに感じられるようにしてしまう。
痛いのは嫌だと思うことも怒りです。痛みをある程度放っておく。気にしないで受け止める。するとかなり痛さが少なくなるというのが実感です。
痛みを軽くするアプローチ4つ
痛み止めや湿布ではなく何によって痛みは小さくなりおさまっていくのでしょうか?
怒りと言うのはストレスから導かれることがよくあります。であるならばストレスを軽くする方法を考える、というのが富永さんの考え方です。
1.リラクゼーション
2.体を休める
3.レクリエーション
4.非日常の環境に身をおく
リラクゼーションと言うのは神経をしっかり休めること。腹式呼吸、入浴、緊張をほぐす時間を作ると言うことです。
体を休めるとはまず。睡眠をしっかり確保する。そうして、マッサージやストレッチなどをして筋肉のコリを取ること。
レクリエーションと言うのは笑う・感動して涙を流す・軽い運動を行うことなのです。
非日常の環境に身を置くとは旅行したりアロマテラピーをしたりヨガをする。
どれか1つでもしてゆくと、痛みに捕らわれない日常へ変わると思うのです。
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