先の見えなさを楽しんでみる! メガネが壊れて外して気づいたこと。

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昨年のちょうどいまごろにメガネを作り、そのメガネが昨夜出先で折れました。たたんで机の上に置いていたところから、広げてかけようとすると「ポキ」。

それでもかけてみようとしましたがレンズが斜め。

なんで、外して帰路の冒険がはじまりました。

ニュースでは昨今、「先の見えない・・・」といわれることがすくなくありません。聞いたことないですか?

「駅の階段で足を踏み外したらどうしようか?」「電車とホームの間に踏み入れて落ちるとヤバイよな」といったことを思いうかべながら、お店をでます。

たぶん、裸眼だと0.01とかそんなもんです。横断歩道の信号の色はよくわかるけれど、コンビニの看板は全く読めない。

でも、目の前の道を歩く程度ならマーマーみえる。階段もスロープを使えるとこでしたけれど、明るい階段なら降りられる。ヨシヨシ。

右側が折れてます折れてます。ミスターマリックに折って頂いたのではありません(笑)

駅構内を歩くのはいつもと違った。

まえ横から近づくひとの目線も表情もまったくわからないんで、どのベクトルに移動しようとしているか不明。

よくわからないモヤっとした物体が動いているけれど、どこからどこに歩を進めようとしてるかよくわからない。

結構不安。酔っ払い多かったんでなおさらに。

ふだんのなんでもない日常で、ひとはかなり周囲の視線の動きや、表情などを無意識に感じ取りながら歩いていると発見。

トイレで用を足した人と、これからする自分がすれ違うとき、かなり接近してしまって、たがいに目を見合った。ちょっと感覚がつかめない。こんなトイレ接近遭遇は初体験。

駅の構内はその後、エスカレーターをつかいました。(ビビリー?)

最寄り駅に到着。でも油断せず、足元をしっかりみてホームへ下車。転落すると痛いですしね。(笑)

0.01の視力で夜中の自転車ってどうだろうか?

タクシーかな? とおもったけれど、挑戦しました。今年最後の挑戦!!(笑)

十字路のスクランブル交差点なんです。見えないスクランブルって便利だったものが急に危険に感じる。見えなくって距離感不明で視野が狭いとあぶない。

斜めからの自転車とすれ違うのは難易度高。後ろ側斜めから敵?が攻めてくるとやばい・・・。なんで、キョロキョロ周囲をみながらゆっくりゆっくりとご老人のようにしてペダルをこぎました。

いつもは車道の端の自転車専用道路をスイスイ。でも、歩道をゆっくり。

信号で2人の自転車が止まっている。距離感がわからないんで、青になってからも、かなり間を空けてうしろから続く。

10メートルほどの高さある外灯の明かりが非常に乱反射して前が見えない。車のフロントガラスに油膜があって雨天どきにみえにくいことあります。

そんな感じなんで、クリンビューを目にスプレーしたい気分でした、ホント。

メガネがないってこんなにヒドいの?

かなり暗い細道ではまったく先が見えない。

「先が見えない世の中っていうけれど、ホントに、いま、まさに、先がみえないんですけれど・・・」と思いながら、ながいながいいつもの帰路を冒険しました。(笑)

タクシーで帰宅していたら、発見できなかった。

些細なことですけれど、見えなさを意識して、でも、シュミレーションしてみて、できる1つ1つを感じ取って、過信せず慎重に、でも1歩1歩前に進む。

そんな感覚で「できる!」というおもしろい体験でした。

良いお年を!!

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