写真店の店長をしていたときに、PDCAをまわしながら考えていると、主婦パートのスタッフさんに「店長、悩んでる・・・」と言われ、意外な感じがしたのを覚えています。
その、パートのスタッフさんは「そんなに悩まなくっていいのにな・・」という意味合いを込めて、悩みを吹き飛ばして元気にいきましょうよ!といった雰囲気で笑顔でわたくしを指摘した。
かなり仲が良いから言えること。
返答することばがでない代わりに、「考えていることを悩むことだと感じるひとがいる。」んだな~とおもった。
ソーいえば、悩んでいた時期がわたくしにはあります。小学校高学年の最寄り駅のホーム。「なんで?母と父はいつも仲がわるいんだろう?」と、いつも見ている風景ではない感覚でいつものホームの空気感に包まれていた。
だれにも相談できず、どこにも解決方法が見当たらない。
PDCA=Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(改善)。PDCAという言葉を始めてしったのが写真店の研修です。
売り上げよりも顧客満足度を上げるためにドーするか?
まず、計画を立てて、それをやってみて、やった結果実際はどうだったのか検証する。そして、うまく行かない場合には、どこに問題があるか探る。そして改善点を導き出してソレを次回の計画に盛り込む。
そしてまた、Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(改善)を回す。これを繰り返して計画であったり目標を達成する。
PDCAを回すことって分析したり考えることだけれど、悩んでいるんではありません。
悩みって言うのは、たぶん、問題に打ちのめされて、どこにも解決方法が見当たらないから困ってしまって途方に暮れた状態だとおもいます。
PDCAを回すことは、問題を悩みで終わらせないこと。
写真店で初めて教わったときにはPDCAってどういうことか? わかりませんでした。言っている意味はだいたいわかる。
けれど、どんな感じで評価して改善するのか? ということが良くわからなかった。
ノーベル化学賞や物理学賞を受賞されている研究者とかって、誰も成し遂げていない分野で研究してきた方々です。
仮説を立てて、PDCAを回していた。だろうとおもいます。
悩んでいたのではありません。思考していたのです。
なにも、ノーベル化学賞や物理学賞を受賞されている研究者だけがPDCAを回しているのではありません。もしかすると誰でもしている。
ダーツゲームでもいい。的に当てるために投げると、まず1回目でド真ん中には当たらない。大きくはずれる。
で、2回目では、手の動かし方、チカラの入れ方などを1回目とはちがった感じでやってみる。1回目も2回目の当たらない。
2度の感覚を覚えながら、修正して「こんどはこんな感じかな?」というようにして3回目を投げる。
こうした体験ってどなたにもあるとおもいます。こうしたことも、広い意味ではPDCAを回している。失敗から学び、工夫して成功に向かう。
PDCAって、失敗することが前提な発想です。簡単に1度ではなにごともうまくいかないから回す。毎日まわすと1年で365回回せます。
PDCAという意識をもってまわしていると無意識にPDCAをまわすことができるように変わります。一日に何度も回すと失敗の回数が増えるんで、成功へどんどんと近づけます!
コメント