定年後の働き方は5パターン
作家の泉麻人さんではありません。泉正人さんは、黎明期の日本でネットサイトを立ち上げた先駆者であり、会計・経済・資産運用のプロ。
泉正人さんのお話しは小難しい理論ではなくって、実父のリタイアの様子を紹介されていて親近感な湧きました。78歳のお父様が、ハッピーリタイアされたのが67歳。それまでの準備期間に約7年かかったと言います。
なんか、かなり長い準備だと私は思いました。じっくりとハッピーリタイアを実現したい方が読むべき本。
さて、定年後の働き方5つ、って何だと思いましたか?
難しくありません、どなたであってもこの5つのうちどれかに当てはまります。働きたいことが前提になはりますけれど。
1.正社員として働く。
2.契約社員として働く。
3.アルバイトで働く。
4.会社を設立する。
5.フリーランスで事業主として働く。
わたくしは、5か4を選びたい。自分の歩調・歩幅で生きるのがリタイア後を幸せにするキモだと思うからです。
3大不安=お金・健康・孤独
50歳代で飲食業をされて、コロナで廃業という人は昨年から今年に少なからずいたのだと推測します。「こんなハズじゃなかった・・」と先が見えない。お金に困っているでしょう。借金返済のメドもつかない。自己破産ということでも良いと私は思います。
そこまで大変ではないけれど、現役の今が苦しいというのであれば、収入を上げると同時に出てゆく金を減らすしかありません。ローンの解約ってやつです。
都心周辺にマイホームを建ててローン返済が思う様にいかないのであれば売る。日本全国には空き家が捨てるほどあるので、リタイア後にソコに自宅を構えることは可能性大。
賃貸ならば、安いところに住み替えてローン地獄からさよならできます。
健康は、食品添加物をなるべく取らずに自分で料理するのが一番。もっとも対策しにくいのは「孤独」でしょうか。
私は話し好きではないので、孤独が気になりません。でも、愛想は良くしています。スーパーで買い物していると、「あの人の何買ってるのかしら・・・」という感じで自然に人が寄ってきます。
偉そうな感じでいると生活圏でも孤独オーラに包まれて楽しめません。孤独というと暗いイメージですけど、太陽ってひとりで照らしているんで孤独ですよね。
あなたは「高額療養制度」で守られている!
本著で一番ホッとさせてくれるのが高額療養制度の章でした私は。日本の健康保険制度ってみなさん利用しているけれど、死亡後に給付金が支給されたり、低所得者には保険料の納付免除があったり、といったことは知られていないように思います。
民間の保険って、年末調整で控除されてお得感があるからサラリーマンが入ることが多い。わたくしは一時期生命保険には叔母が営業していたからやむなく入ったけれど、いまは全く加入していず、不安感もありません。
いつも脱線してしまいますが、高額療養制度でした。高額療養制度というのは、健康保険を利用して自己負担で入院費用や治療費を払っても、申請するとあとでお金が戻ってくる制度です。
投資、誰に話を聞きますか?
アドバイスをもらう人を間違えてはいけないというお話し。本著のたとえが秀逸。
繁盛している飲食店のシェフ、料理評論家、料理器具販売会社の社長、料理を毎日している主婦。このうちで料理上手になりたい人がアドバイスを受ける場合、だれが最適でしょうか?
料理が上手くなりたいのであれば、繁盛している飲食店のシェフをほとんどの人が選ぶハズ。安い食材でおいしい料理を作りたいという場合ならば、料理を毎日している主婦である場合もあるでしょう。
1.成果を出している投資家。
2.経済評論家。
3.金融機関に勤めている営業マン。
4.株をやっている友達。
投資をはじめようとあなたが思った時、この4人の誰に聞くのが正解か?わかりますか?
ほとんどの人は、2~4の人を選ぶんだそうです。けど、うまく行っている人=成果を出している投資家が正解!
正解ではない人が世の中ではたくさん「儲かりまっせ!」と言っていますね。気を付けておきたいところです。
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