本多清六式株式投資法の要領

読書とその周辺

いつも当ブログにご訪問頂きありがとうございます。明日は雪かみぞれとなる予報の関東周辺、みなさんいかがお過ごしですか?

蓄財の神様、公園の庭師として500億円の私財を投じて明治神宮や新宿御苑などの庭園の植林をされた本多清六さんについてお話しします。

ひふみ投信の藤野英人さんが最も尊敬する人として取り上げられていたのが本多清六さん。その本多清六さんの著書に「私の財産告白」という本があります。株式の成功法則。

二割利食い、十割益半分手放し。

本多清六さんはドイツに留学しミュンヘン大学で国家経済学を学ばれた。そのときの先生がブレンタノ先生。本多清六さんはブレンタノ先生から学問を学ぶと同時に、蓄財の仕方も教えてもらっていました。

株式は銀行預金より利回りが良い。株式は1万円の元金でも、倍額の2万円の働きをすることもある。本多清六さんは先物を選びました。

引き取り期限のくる前に思いがけぬ値上がりがあった場合、買値の二割増しというところできっぱり利食い転売し、それ以上は欲を出さない。

次に、いったん引き取った株が長い年月の間に二倍以上に高騰することがある。まず手持ちの半分を必ず売り放つ。つまり、投資の元金だけを預金に戻して確保しておく。

最初に選んだのは日本鉄道株。その後、私鉄株には大きな将来性がなくなったので、ガス、電気、製鉄、ビール、紡績、セメント、鉱業、銀行などの30種以上の業種にわたり、それぞれの優良株を選んで、危険の分散を心がけます。

大震災の直後、すべての株が暴落し、東京電燈も十円まで下がった。これはあまりにも悲観されすぎていると考え、いま買っておけば必ず元に戻ると確信した。

そこで12円50銭から買い始め、資金のある限り45円まで買い進めた。果たして結果は予測通り、株かは50円を超えた。

さっそく手持ちの3分の2を換金し、残りの3分の1を残した。

大変動ばかり心配していては、何事にも手も足もだせない。したがって、投資戦に必ず勝利を収めようと思う人は、

何時も静かに景気の循環を洞察して、好景気時代には勤倹貯蓄を、不景気時代には思い切った投資を、時機を逸せず巧みに繰り返す。

2023年の日本は物価高ですけれど、不景気な時代。

勇んで即投資をするのではなく、学ぶ。

そして少しでも投資を始めてゆく。2023年はチャンスなのだと思います。

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