なぜ歯はおろそかになるのか?
歯は鏡で顔を見るようにはつまびらかではない。就寝前に毎日歯磨きをする以上の手当ては思い当たらない。痛くなければ気にならない。
電動歯ブラシを使ったことはない。たまに行く歯医者で糸ようじのような糸で歯の間の掃除をされても、どのように効果があるもか興味はなかった。
テレビCMなのでは、盛んに歯の健康であったり歯周病予防に関するコマーシャルが流れている。知ってはいるのだが、歯磨き以外の何かをしようとした試しがない。
歯は空気のようにあるべくしてある、と錯覚しているから、普段から対策を行ってきたのだと思う。
悪玉菌をそぎ取る
歯を大切にしようと思ったのは、書籍を読んでみたからだ。糖尿病を患っていた医者が歯の健康を保つように習慣化したら、グングン体重が減り病は去っていた、という本。
歯磨きするとでなく、菌を取り除く発想を転換が歯の寿命を延ばすという本。歯の健康と健康寿命は深く相関関係があると説く本。
リタイアを前にして歯について調べ考えを改め実践して2週間。これまで感じたことにない歯の感覚を味わう。
極細の歯ブラシで歯の間を意識して汚れ・菌を除去。糸ようじで歯間の汚れをそぎ取る。歯間ブラシでさらにギュイギュイ。
歯の間に隙間風が通る。爽やかな気分。
キュッキュと音がする
奥歯に金属製の歯を入れているので、奥歯のブラシをいい加減にしてきた。何か異物感もあり、強くすると剥がれ落ちる懸念もあった。
ところが、金属の歯と金属の歯の間に血が溜まっていた。時折痛むうずく歯の痛みの原因はコノ膿だったのだろう。
出血は気にせず攻める。糸ようじで攻める。血のりをはぐ。
そんなことを続けていると血は止まっていた。そして気づいた。
前歯のブラシすると、「キュッキュ」と音がすることに。驚いた。
老化と歯痛
このタイミングで歯の、歯周病の本を読んでよかった。様々な成人病や重い病は、放置された虫歯菌の蓄積と体内への吸収によっても引きおこる。
何よりも、歯の本数減ると栄養吸収能力の下がり、不健康・老化が加速する。
歯のケアは億劫だった。めんどくさかった。
けれど、発想を転換し、菌をはぎ取ることを目的化して攻めの姿勢になってから、ブラシが楽しい。
1つ楽しみができた気になる。奥歯から攻めて、歯ブラシ→糸ようじ→歯間ブラシ。
口を長く開けているとよだれが滴ります。
よだれをたらしながら、奥歯を開陳しながら間を攻めることはかなり楽しい。
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