歯は磨かないでください 豊山とえ子著

健康法

WHOの資料によると12歳の虫歯の平均本数として、先進国の中で日本は最下位レベルです。


12歳時の虫歯の本数。アメリカは1.3本、イギリスは1.1本、オーストラリア0.7本、フィンランド1本、スウェーデン1本。


ところが日本人はよく歯を磨いています。95%の人は歯を磨いており1日2回以上歯を磨く人は73%いると言う統計があります。


ところが成人のほぼ100%が虫を持っている。どうしてなのか?

第一の理由は他の先進国に比べて定期検診や予防処置の受信者が少ないこと。2番目としては、間違った歯磨きをしているからです。


口の中の細菌の取り除き方を日本の子供たちは教わっていないのです。そして大人たちも知らないのです。

「歯を磨かない」というのは、常識的な歯のメンテナンスの意識をもう少し深いものにしたい思うが含まれています。歯をブラッシングするというよりも、歯の間のゴミを取り除く意識を持つことが大切だ、ということ。

歯ブラシをした後に歯間ブラシをして糸ようじ。

歯間ブラシも糸ようじも良くテレビCMで流れています。けれど、自分がしているのは歯磨きだけ、という方が多いのだと思います。

高齢になると歯がダメになる。虫歯と歯周病。まだ、元気なうちからの歯の健康が高齢期の健康に大きな影響を与えます。

震災で被災した方々も、避難所では歯のことはおざなりになり、ソコから病を得たということが徐々にわかってきました。

私の母は今年89歳になりますけれど、中年期にしっかりと歯の治療をしていなかった。で、今は歯から血が止まらない。

一生治らない歯の病気。

歯について調べると、これまでのようではいけないと痛感しました。で、去年から一念発起。歯ブラシをした後に歯間ブラシをして糸ようじ、を習慣にし続けています。

歯の奥歯は台形の面の1つ1つを角度を変えながら歯ブラシする。それから、歯間ブラシで歯と歯の間のカスを取り除く。歯間ブラシは柔らかいので、最後に糸ようじで勢い良く細部の汚れをそぎ落とす。

私は就寝前に毎夜行っています。

すると、翌朝の歯ブラシでは、キュキュっと音がします。歯ブラシを丁寧にしてもこんなことはありませんでした。

汚れが取れている証拠なのだと思います。

1年前に歯医者で治療をして1年。1年後の歯科の定期健診では問題がなかった。毎日毎日続け、今ある歯を大切にしてゆく。

歯間ブラシと糸ようじは歯ブラシ同様に習慣にするのがお勧めします。

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