湯島鍼灸院の五味彰元院長に質問・相談していないのに、「あなたは家を出たほうが良い・・」と突然言われました。いまから20年以上前のこと。
瞬時に、「あ~、そうなのか。」と思った。五味彰先生は鍼灸の腕前は天下一品。さらにヒーラーであり占いもされて、経営者のお悩み相談を無償でされていた。
五味彰先生の言いたい事はわかった。親があなたの人生をダメにしている。
で、さっそく家出?をします。といってもとっくの昔に成人していた。両親と住んでいた実家を離れて南浦和のアパートに越しました。
遅まきながらのひとり生活。
実家では、テーブルでお茶を飲み終えると、湯飲みがいつの間にかテーブルから片づけられている。ソレが当たり前だとおもってきた。
朝食でお茶を飲んで湯飲みをテーブルに置いて出勤すると、当たり前だんですけれど、朝置いたとおりに湯飲みが置いてある。
疲れ切って帰宅すると、片づけられていない室の様子で、「一人暮らしって大変なんだな~」と思った事があります。
当時は写真屋を止めてシステムエンジニアに転職している時期。深夜残業をして帰宅し、また朝に出社。週単位で疲労がたまるのがわかる。土日は定休でも土曜日はあたりまえのように出勤。
「一人暮らしなんかするんじゃなかったかな?」とおもったものです。
そんなハードな一人暮らしで40歳手前だったもんで、体調を気にしていました。
で、やったのが煮干し出汁の味噌汁。
料理は嫌いではないんで作っていました。けれど、顆粒の市販のダシの元を常用。味噌がからだに良い事は知っていた。
もっと元気になるものを探って、思い出したのが煮干し出汁。20年以上まえだけれど、その煮干し出汁の味噌汁は忘れられない。
ひとくちススル。しみわたる。ひとくちすする、からだの五臓六腑にしみわたる。
欠けていた栄養を取りも出すようにからだにしみわたる。(栄養を吸収して血流が変わったのかもしれない)
「こんなにも、だし汁って、すごいんだな~」と思った。
市販の・・ダシとかの方がラクだし、うまいんで、おいしいだけならいつものダシでもかまわない。
けれど、からだに良いからこそ、日本の食文化として煮干しだしはあるのです! 作り方は簡単です。
2時間程度水に浸しておく。できれば夜中に浸す。そして沸騰後10分程度煮る。具材を入れる。弱火で味噌を入れる。
めんどくさいと言ってしまえばめんどうだけれど、習慣にしているとなんてことありません。個人的には東北方面のいわしは避けて瀬戸内海や九州産と明記されていることを確認しています。
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