病気にならない全身のツボ大地図帳 帯津良一著

読書とその周辺

西洋医学は緊急対応医療で、東洋医学は慢性疾患対応医療です

針治療が人の体に効果があると初めて知ったのは、タモリさんの深夜放送でした。

これまでにない、鶏のモノマネや他民族多言語4人の麻雀風景などを演じ絶好調、はちゃめちゃに面白いタモリさんが、そのキャラクターに反して、意外にも、粛々と、体のメンテナンスのために定期的に鍼灸院に通っていると語っていたのです。


どのような医者の説明より名著よりも、タモリさんのなんということのないその言葉で、すーっと腑に落ちました。

あ~ぁ、針って効くのだなっ

と。もう40年も前のこと。

まずは鍼灸師あるいは中医学の名医に会う

体にアクセスすることであり、スポーツをするよりもハードルは高いです。コレをやれば完璧です。ということはありません。民間療法を生活に取り込むためにも、プロ中のプロに会いに行くことから始めます。

メディアで有名だとなかなか予約がとれません。1つ注意が必要なのは、ラジオCMなどの宣伝広告によって集客して儲け志向が強いところが、はたして名医なのか?

と吟味すること。

細々と定期顧客に寄り添ったスタンスで目立たずに、口コミだけで、営業している院が私は好きだし、そのような志向が民間療法の王道だと思うのです。

「一見客お断り」、という頑固な飲食店の店主も、馴染みのお客さんを大事にしたいからこその姿勢だろうし、患者を同じように大切に思う院が確かにあるのです。

営業利益=金ばかりに目がいくことと、患者に目がいくこと。

そのバランスもないと続いていないハズ。患者に重きをおくと、宣伝広告費を患者の金で埋め合わせるには、料金が高くなる。と気づくことは難しくありません。

ツボについて信頼できるプロに教わり、自ら書籍で調べる

鍼灸の、あるいは中医学の名医に会うこと。

病院でも鍼灸院でも相性と言うものが必ずあると思います。友人にとって相性の良い鍼灸師があなたにとって相性の良い鍼灸師であるかどうかは、会ってみなければ分かりません。

私にとっては御徒町の湯島鍼灸院、そして川口の小林鍼灸院に出会えた事はラッキーでした。特に、小林鍼灸院は西洋医学の内科医。

2時間くらい、医療について聞く事は、贅沢な時間です。普通に病院にいって診察を受けている間に、医師と問答できる時間は数分が限度。

ガン治療で良い療法は何か、定期健診はどの病院が良い。

といった相談や高血圧に効く食べ物などを聞き養生に役立てています。

お灸・置き針・棒灸など自分の習慣にする安心感

どこのツボをどのように刺激するとどのような効果があるか、直々に教えて頂く。

そして自分でもいろいろ調べ道具を揃えやってきました。足裏マッサージ、置き針、棒灸。自力整体も自分で不調を快調にできる優れたストレッチ体操です。

時間のあるときに、すこしづつやって、体調の変化を感じてみます。コツがわかってくればしめたもの。

鍼灸院が休みの日に、腰痛や頭痛が激しくなると、我慢するしかなかった。けれど、コツがわかるとグット医者でもなんでもない自分で楽にできます。

こうゆうのって安心感が増します。何かあったらの備え。人体の不思議、といったことも感じられるでしょう。

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