秋の夜ながは”かすかなしるし” UA

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肌寒い日が続いています、みなさんいかがお過ごしですか? いつもご訪問いただきましてありがとうございます。

あなたは、音楽を聞くほうでしょうか? 音楽が好きな人はイアホンなどで毎日聞いているのだとおもいます。わたくしは、そんなに音楽は聞きません。

あなたが音楽好きでしたら、わたくしの音楽に関する体験は音楽のほんの一部にすぎないかもしれません。

ソフトウエアのベンチャー企業で働いていた頃には、仕事中に音楽を聞くようにとスピーカーが机の上に置いてあるような人を見かけたことがあります。そんなかたには笑われるような話しでしょうか?

今年もあまり音楽を聞いてきていません。ほんの少しはまったのは、「宇宙戦艦ヤマト」 海上自衛隊 東京音楽隊で歌う三宅由佳莉さんの歌声。冒頭部分の三宅由佳莉さんのフレーズのみ。後半の男性の歌声は聞きません。三宅由佳莉さんの他のと比べてみて、コレが最高。すこし神がかったような声が響きます。

ほんとに上手いのかどうかわかりません。音楽はど素人なんで。でも、2022年の今聞くとこころに響いてくる。足りなかった栄養素を補給するように染み渡りましたわたくしは。よろしかったらお聞きください。

自衛隊で歌う女性の歌声では、歌姫 鶫真衣 『春よ来い』『Believe』『花は咲く』天使の歌声も繰り返し聞かせて頂きました。お二人はまったくちがったタイプ。 素直で純粋な何かを感ずる。それぞれに魅力があって、歌声の歌う人の乗せ方は違うけれど、それぞれにイイ、何かが染みわたる。最近は聞きいていません。

必要なだけ繰り返し聞くと、おなかが満腹にある感じ。わたくしの音楽との関わりは多くありません。音楽がいらなくなるようなところがわたくしにはあります。

最近聞かない理由はたぶん、悩殺されるように忙しくはなく、忙しいけれど忙しがっていない。比較的のんびりとゆったり気分で過ごしているからなのだと思います。

システムエンジニアで終電帰宅を毎日のようにしていると、突然に反動というか、自分を取りもどしたいのか知らないけれど、深夜に漬物を漬ける、ということがありました。自分でやっていて「変わってる自分」とおもいながら。

白菜やらカブやらきゅうりを眠る前に塩もみして漬けて重しを乗せる。早く寝てしまうほうが身体に良いのだけれど、支度して翌朝食べる。その味で自分を取り戻すようなことをしていました。

ある時期には、まったく新しい言語で手ごわいプログラムを作る必要があって、残業の上に定休日も自宅で朝から晩まで仕事をしていました。

すると、突然に、かまやつひろしさんの「やつらの足音のバラード」が聞きたくなった。

非常に狭いくくりの中で閉じこもって仕事をしていたんで、壮大な人類史を描いたようなその詩と歌が突然に聞きたくなったのです、たぶん。

Amazonで「これだろう・・」と購入して、お目当ての「やつらの足音のバラード」を早速聞くと、その歌声は、かまやつひろしさんではない。

キョンキョン(小泉今日子さん)でした。イメージが違った。ちょっとガッカリ。で、せっかく買ったので、しかたなく他の曲を聞くと、そこにUAさんの「かすかなしるし」がありました。

ちょっと驚いた、鳥肌が立った。「この曲を聞くために買ったんだな」と直感した。

そんなはずではない、偶然の出会いで運命的なきづなが育まれることが人生にはあります。男女の出会いにもソーいうのってある。でしょう?

UAさんの「かすかなしるし」をその日から永遠とかけ続けて仕事を自宅でしていました。ぜんぜん飽きない。

「クリエイターのいとうせいこうさんって、こんな繊細な詩を書く人なんだな・・・」という意外な感じ。

詩もすばらしいけれど、何度も聞いていて気づいたのは、伴奏のピアノの旋律の美しさと響き。

「もしかしたら、ピアノこそがメインなのではないか?」とピアノがボーカルでUAさんの歌声を伴奏のように意識して聞いてみる。

すると、しっくりしている。ピアノがもっと引き立って聞こえる。UAさんの伴奏がピアノをじゃましていない。

恋心を歌っているようでいて、わずかに鼓動しながらのつかのまな人生を歌っている。まるでいまの自分を歌っているよう。

作詞のいとうせいこうさんの歌っている「かすかなしるし」もあります。でも、UAさんの「かすかなしるし」だけがいい。秋の夜ながが最高に合う、そんな曲です。

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