日本では、相手の気分・感情を思いやることが大切なので、ホントはソー思わないが、「そうですよね!」ということが一般的。時には私もソーです。
嘘をつかない、ということよりも、その場をしのぐことが大事であり、世渡り上手が賢い、という考え方があるのだと思います。
真実のみを語り、ウソ偽りなく言葉を大切にする、ということができにくい国。本気で愚直に嘘をつかないと決めて生きると、心は清らかで人格者になりますが、日本では生き辛く、「堅物もの」と言われることでしょう。
それを言ってはおしまいなんですが、嘘も方便、平気で嘘をつくひとであふれています。
でも、洋の東西を問わず、「嘘をつくな!」と宗教では言われているし、ウソは良くないことを小さな子供たちはわかっています。
私の母は「嘘をついてはいけない。」と小さいころから私に言って聞かせていました。
この日本では、嘘をつかないと、人生で不利になる事は多い。時には、空気を読めない非常識なバカとレッテルを貼られることでしょう。
言葉を大事にし嘘をつかないように生きてゆくと、社会性が育まれる。他人との関わり方に社会性が生まれます。
日本には社会がなく世間だけがある、(と言われる)その原因は、言葉への意識とその取扱い方にあるのだと私は思います。
最近、米国企業のテスラ創業者、イーロン・マスクさんへのマイナス傾向の高いニュース頻度が高い日本です。
「それって本当か?」と、検証前のデータと受け止めています私は。検証は自分でします後で。とんでもニュースは笑い飛ばしておしまい。
自然エネルギー政策では国内外で第一人者として知られ、日本政府および東京都など地方自治体のエネルギー政策に大きな影響を与えていた、地方では今も与えている、飯田哲成さんは嘘が嫌いなひと。
会って話をしたことはないが、嘘が嫌いな人って、嘘か否かの感度は研ぎ澄まされており、嘘つきとソーではない人を瞬時に見抜けることがある。共著の金子さんをわたくしは苦手で読み飛ばしました。
「イーロンマスクの世紀」や2020年8月号の「日経ビジネス」に書かれている「電気」「EV」の内容はドーなのか?
2冊ともに「日経」色はある。
「日経ビジネス」 は事の、事態の本質に迫っていません。日本の読者向けに、欧米の動向を他人事として語っているレベル。「では日本はどうする?」という視点がない。
フォルクス・ワーゲンのヘルベルト・ディース社長がテスラを抜く、という論調が高い。エネルギー単価に関する世界的な実態の調査は甘い。
「イーロンマスクの世紀」 は、USAを起点として今後起こる産業革命が数多の投資家によって形作られてゆく様を臨場感を持って追っています。読み物として面白い。
蓄電池の定義が明解。
「電池とは極論すれば、正極と負極の間の電解液を極薄の絶縁膜で仕切っているだけの”化学爆弾”」
と解説しています。日本の科学技術の最後の聖域として、トンネル掘削機事業はあって、この技術は過去の経験データの蓄積がものを言う世界。後発の中国メーカーが追い付けていない、らしい。
1995年から2017年までの歴史書といった観点で読みました私は。
ベンチャーが革命児となってゆく困難と前進の繰り返しには読み応えあり。ただし、「火星を目指してどうする気?」というのが私の根本的な疑問です。
地球でできないことは火星でもできないし、冒険心を揺さぶられるんでしょうけれども、地球を回復させるホーが簡単だし実利的だと私は思います。
地球環境問題って、先進国が高齢化国家となって、大幅に地球の人口が減って、若者も結婚しなくなることで、家族主義も終焉に向かっているので、自然に終息してゆくのかもしれない、と考えることがあります。
たとえば、地球の人口が1億人になると、排ガスを今の基準で使い続けても、問題ないレベルになるんではないかナ?と考えているわけです。極論であり本質論です。
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