イケハヤさんから読むように課題図書が選定されて最初に読み返した本です。2000年に出版されたようです。(違っていたらごめんなさい)
勉強は学校だけしかしてない。本を読んできていない人が現状を打開するために参考となる本の1つです。これまでの勉強ってなんだったんだろう?と考え方が変わるハズ。視野が広がります。
「金持ち父さん貧乏父さん」にはブログ運営について書かれていなかったと思うけれど、不動産購入の資金をブログから得た人は数えきれないほどいるハズです。
学校の刷り込みから抜け出せないひとがホボ100%です
蕨駅近くの中華屋さんがいつも空いていて、大きなテーブルを独り占めでき、そこそこ料理もうまいんで通っていたことがあります。5年くらい前。いまは他の店に変った。
そこに銀行支店の社員6人ほどが宴会をしていました。人事異動で新しく関わるメンバーが打ち解けるための会。
ある程度のエリート意識があって、家族がいてマイホームがあって子供が受験を控えていたり、といった共通の価値観を共有されている。似たようなライフスタイルの人々。
たぶん、20年以上まえに就活をして銀行に就職した方々。ある程度の高学歴。会話の内容はご自分の受験高や入学した高校。そして子供の進路のこと。
大学名を言わないのはたぶん、社内に学閥グループがあって「わたくしは何々グループの一員です。」とは言えないからでしょう。会の目的は打ち解けこれから一緒にやりましょうね、ということ。
ソコで分別してカテゴリー分けするわけにはいかない。「どこの大学でしたっけ?」という人は場の意義と空気を読めないアホとして瞬殺されるんでしょう。
わたくしが読書しながら観察させて頂いた感想は、「大学までの6.3.3.4の頃のまんま社会人になり、時代の変化をわからず、何も知らぬままに、変わらずにエスカレータに乗っているんだね」ということ。
ご自分と同じような進路だけがお子様への道しるべという感じ。いい大学に入りいい勤め先に就職する、ということ。
厳しい言い方ですけれど、本書に基づけば、貧乏父さんにはまっている。
金持ち父さん貧乏父さんでは「学校はお金のために働く方法を学ぶところ。お金持ちは自分の為にお金を働かせている。しかし、お金に関する教育が自分に足りないことが問題なのだと気づく人はほどんどいない。」と言っています。
奴隷のような状態から抜けだしたい人が読むべき1冊
正直、いまさら「金持ち父さん貧乏父さん」でもないんではないかな? 読んでるし・・・。というのが再読まえの私の感覚。
でもイケハヤさんから命令されているんで、読まないわけにはいきません。(実際には命令されていないけれど、促されたことは全部する、と自分に強制しています、自分に命令しているのです)
読み返しての感想は、「サラリーマンという奴隷身分から資本家方面に立ち位置を変えるための本」という印象を強く受けました。あらたな発見。奴隷という言葉が妙に当てはまると発見しました。
サラリーマンを奴隷というのは失礼だろうし、侮辱的なんですけれども、自由で気ままで毎日が楽しい優雅な生活をしているんではない。
というよりも、憂うつな暗い表情でホボみなさん通勤電車に乗っていらっしゃる。ファッションは控えめを通り越してホボ喪服。でも、だれも気付いていない。
したくはないことをしかたなくしている、というのが大半だろうとおもいます。わたくしもソーです。つとめて笑顔で生きたいとだけ思っていますけれども。
ロバート・キヨサキさんは「トランプ自伝」をお勧めしているんで立ち位置がわかります
金持ち父さん貧乏父さんには矛盾点がたくさんあります。税制というのは変わるんで、2000年当時の税制が変わらない前提で書かれてしまっている狭さをわたくしは感じました。
借金はしないほうがよい、といいながらもキャッシュフローを意識するともおっしゃる。キャッシュフローを増やすには借入は必須だとわたくしは思います。
「専門をきわめるより、広い知識を」、「専門性を高めれば高めるほど深く罠にはまる。」「専門を持つことは強みでもあるが弱みでもある」。
結局、何が言いたいのかがわからない。
今回腑に落ちた学びとなったフレーズもあります。
「自分に対する支払いをまず済ませる。」お金の流れにとどまらずに、自分を後回しにしない。ということ。
本を読み終えるとその本の参考文献を一通りみます、わたくしは。その本から別な本へ渡ってゆくのが習慣。ネットがなかった頃には、良書を探すには手っ取り早かったんで。ネットサーフィンをもじるとさながらブックサーフィン。
この本の訳者の白根美保子さんという翻訳家が「ボルネオの奥地へ」(めるくまーる)「自殺する子供たち」(筑摩書房)「死別の悲しみを癒すアドバイスブック」(筑摩書房)を翻訳されていることに目が止まりました。
「ボルネオの奥地へ」はボルネオに行く前に読んだ気がしたから。ロバート・キヨサキさんお勧めの本には、「ドナルドトランプ自伝」(早川書房)があるのも目が止まった。
その次に知った名前。邱永漢さんが翻訳した「あなたはいまの自分と握手できるか」(三笠書房)。邱永漢さんは直木賞作家の著述家であり資産家でした。株のプロ。
本を読んで知っておくことと、実際に動いてやってみることって大きな大きな隔たりがあります。やってゆくうちに壁にぶつかってから本を読む、ということでも良いのです。
聞く、見る、話す、読む、書く。
生まれてからまずすることは聞く事。赤ちゃんは最初は音を聞くことしかできません。ソコから見る。話す。読む。書く。
簡単な順番です。聞くがいちばんやさしい。見る事もやさしい。話すことは少し難しい。本を読む人は半分以下(日本で毎月に本を読む人の割合です)なんで難しい。そして、書くことはかなり難しい。
ブログを書いてゆくと、文章を書く事のむつかしさにぶつかります。そして、読むことのなんとラクなことかとわかります。
読むことは「やること」に入らないとわたくしは思います。必要なことですけれど創造していない。生み出すってかなり大変です。なんでコピペしたくなる。
まず、やる!
じゃないと、読んだ意味ありませんからね。
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