背中が固いと、健康のためにと散歩をしたりしてもすぐに疲れます。頑張って散歩をするイメージがありました。
ところが、首が柔らかく肩も軽く、背中がしなやかで脚も軽いと、いつものように歩いても疲労感が無い。近年にない感覚。
年を取ったから疲れるのではなく、首が固くなり、背中も硬くなり、脚のスジも硬いから少し運動しても限られた筋肉だけに負荷がかかるので疲れる、ということなのだと思います。
首・背中・脚を簡単体操で動かしてほぐす。少し多めに繰り返すのが体操のポイント。
首は上と下の移動を10回、左右も10回、首回しも10回。私の場合は、首がゴリゴリ音がします。あまり力を入れない大回しする感じで動かします。
肩は、手のひらを左右に広げて、肩を軸にして直径80cmくらいの円を手で描くようにぐるぐる回します。そして、ラジオ体操の腕の運動も10回。
胸の体操、横の筋肉のストレッチ。そしてアキレス腱伸ばし。スクワットは両手を前にして丸太を抱えたようなポーズにして50回。
1回5分程度の体操を朝と夜の2回する。
すると、心臓の鼓動が静かで、全身の血流が改善され暖かい。
コロナ渦の運動不足を解消したい反動で、プライベートトレーニングで事故が多発しているようです。筋肉を傷めたり、逆に体を痛める人が増えている。
私の職場の先輩に「60歳って体力落ちるよ・・・」という方がいました。もう御一方は、体力作りをしてウオーキングをして、逆に股関節をおかしくしてしまって手術しなければならなくなった。
体力作りは、老いを受け入れながら無理せず、適当にする。
「俺にはココが限界かな?」というストッパーは大切です。
たかがラジオ体操ですけれど、数十年ぶりなのであれば、少しやってみる。毎日する、少しだけする。
欲張らない。何かを取り戻そうとしない。一生懸命しない。
少し感じが良いな。という程度で満足する。
すると、体が慣れて、少しづつ筋肉が付いて、関節の可動域を少し広がって、体操・運動に体が慣れてゆきます。
特異体質で70歳80歳でも若者でもできない事をしてメディアで宣伝することがあります。その理想形に憧れない。諦めとく。
全くすべてを諦めるのではないけれど、少し気分が良い方向で気づいた少しをやってみると、案外効くものはあるでしょう。
私の場合はラジオ体操だった、ソレだけです。
脊柱管狭窄症で首を動かしたり運動することはできないと思っていました。だから動かさなかったので何かが悪化していた実感。
首の病気にはいろいろあるでしょうから、万人に効果が同じようにあるとは思いません。私の場合は、ラジオ体操の首や肩の体操で、今のところ毎日快適に生活できています。
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