一月万冊の清水有高さんは、「小さな会社 儲けのルール」を読み、その通りにしてニッチな漫画系の人材紹介会社で成功され億万長者となっています。
この「小さな会社 儲けのルール」の著者の栢野克己さんも竹田陽一さんもわたくしは良く知りません。けれど、あの清水有高さんが一押ししている本を読まないのは損。で、何回か読みました。
ブログ運営向けではなく、実店舗であったり営業であったり教室の営業の仕方について書かれています。世の中のコンサルタントは大企業向けのものがほとんど。
中小零細企業の戦略をまとめている本はかなり少ない。そして、ブログを個人で立ち上げて収益化するのは、零細企業の1つのようなもの。参考になりました。
私は、ブログ運営関連の本はかなり読んできましたけれど、零細企業でも生き残れる方法はブログ運営にも大いに役に立つと思います。
ブログ運営に関する本は抽象的なイメージで語られ、数値で説明されている事が多いけれど、この「小さな会社 儲けのルール」は、非常に具体的です。
成功者の例が沢山集録されており、「こういう風に考えるんだな・・・」と商売のアイデアからも学ぶことが沢山あります。さらに、「結局そういうことだったのか!」と納得できて理解しやすい。
商売には商品と販売とがある。ウエイトのかけ方に関してはブログ運営の本には書かれていません。
商品の品質は3割で売り方が7割。というルールがあるのだそうです。普通に考えると、良い商品を開発すると質が良いから売れる、と思うのだと思います。私もソーでした。
けれど、同じ商品でも売り方を変えるだけで売り上げが伸びるよ、というのがこの本に書かれています。
ブログの収益化を考えた時に、「売り方ってどういうこと?」と思われるでしょうか?
勧めない、一言も勧めない、「どうぞ買って下さい」とは言わないほうが売れる。レビュー記事は売りやすい、という定石があります。
文章や写真を掲載する場合、実際に自分で撮影した写真なのか?どこかのネットから探した写真なのか?
で、売り方は異なります。
私は、文章だけでどのくらい売れるのか?実験したことがあります。写真も著作権フリーなものを拝借し、レビューでもない記事を試行錯誤しながら書いていました。
自分で撮影していない写真と体験記事でもなくとも、それでも売れる。方法を知りました。
なぜこの記事にアクセスが集中するのか?と考えて、では、高収入な仕事を紹介しよう、といったように読者の求めに応じて記事を変えてゆきました。
ちょっと話しがあちこちに行きましたけれど、ブログでの売り方は無数にある、ということを説明したつもりです。本書には納得の法則というかルールが満載です。
今回は時間についてです。本著で、どんな分野でも、入門がわかるには500時間、1,000人の中で上位3位に入るためには5,000時間必要だと、栢野克己さんは明言しています。感覚的に納得。どのくらいのボリュームかが分かりやすい。
ブログ運営での私の感覚では、300時間~500時間で月1万円、1,500時間程度で月10万円、にできると思います。体験した感触です。
100時間程度で月1万円にできる人はいるけれど、そうした人はそれまでに知識と経験の蓄積があるハズです。
大手がやらない、特化型のブログで時流を掴んでいると、正しい努力になるので、500時間程度の時間を注ぎ込むと月1万円の収益の出るブログへ成長させることができます、たぶん。
1つ達成すると、成功した感触が学びになっているので、あと1,000時間を注ぎ込むだけで10倍の収益化ができる。
実際の商売よりもブログ運営の方が実は効率的で合理的なのではないかな?と私は思います。
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