記者会見に先駆けて、今年の参議院埼玉選挙区に立候補された西みゆかさんのお披露目会で、山本太郎さんが恒例の質問を受け付けていました。
私が山本太郎さんに興味を持ったのは2019年の前回の参議院選挙からです。ひとりで新しい政党を作るというニュースが流れた頃は全く興味がありませんでした。
参議院選挙の前。党の公式サイトでyoutubeを見つけて、試しに視聴した。国会での質疑の模様や立会演説会の様子をじっくりと見ると、本気だとわかりました。
他の野党政治家にも本気な議員はいるけれど、突き抜けているのは一人だけ。穴を開けようとされています。
普段公にならない重要な法案成立が数々あって、どんどんとこれまでとは変わる法案に一人食い下がる。
3年前には消費税を減税(無くす)することを公約として掲げている党は1つしかありませんでした。
孤立無援で消費税が景気を悪化させている主因であると訴えていたのを私はしっかりと記憶しています。
そして2年後の2020年の衆議院選挙では、多くの政党が、手のひらを返したように、山本太郎の正論を無視することができなくなって、消費税減税を口にしだしたのです。これは事実。
東大教授で3年前には山本太郎さんと選挙を共にした安冨歩さんは山本太郎さんを天才と評されています。組織によらなずに国政に乗り出して数百万もの得票を成し国政政党に成り上がったからです。
たった一人、孤立無援で訴えた消費税減税が、昨年の衆議院選挙では、日本の政党の政策の主流になった。うねりを生み出したのは山本太郎さんです。
話しを戻します。西みゆかさんのお披露目会で、山本太郎さんが恒例の質問を受け付けていました。
質問者のおひとりが新型コロナウイルスというものは無い、とトンデモな意見を長々と話して止まらない。
山本太郎さんは「身近な方でコロナに罹った人がいる人いますか?」と会場の人々に手をあげさせて、私も手をあげた。
それでも、陰謀論のその方は引かない。
その方を止める打つ手はない、質問者を変えてよいタイミング。
でも、山本太郎さんは、その方に話しをさせて、問題点を抽出し、スタッフにスライドを選んでもらって、国立感染症研究所の公式サイトでコロナウイルスが認められている写真とコメントを映して説明された。
それでも、新型コロナウイルスはないと引き下がらない。陰謀論の論者の論点を調べ上げて、あらかじめ作成していたスライドをもう一枚。その問いの回答を1つ1つ用意し証拠を見せて説明する。
ご本人が言い尽くすまでじっと聞き、そして丁寧に説明する。1つの質問や意見に10も20もの視点から分析した結果の太郎さんの正解をわかりやすく説明される。やさしさ。
私は最初、時間がモッタイなと感じていました。
けれど、もしかすると、今日の出会いで、本当のことに気づくかもしれない、だから丁寧に説明する。そんな意志を山本太郎さんからその後感じました。
誰も見捨てない、捨て置かない政治を目指し、その為に、こんな小さな場面でも、トンデモな人でも、その一人のために時間を作り、話しを聞き、真摯に、出来得る最大のことを実践される。
生の山本太郎さんを見ていて、言行一致とはこうゆう事なのだと知った思いです。
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