いつも当ブログにご訪問頂きありがとうございます。暖かいようでいて肌寒い感覚の昨日今日という感じ。みなさんいかがお過ごしですか?
あなたは、いままでの人生で、ものすごく幸せを感じたことがありますか?
わたくしはないような感じです。うっすらとした幸せを感じられるようになったのは50歳後半くらいから。
人間の本質がわかりだしてから、「こうゆうことか・・」という納得感が安心感につながって、すこし幸せに楽になった、という感じ。
この、「あなたは、いままでの人生で、ものすごく幸せを感じたことがありますか?」という質問は、スマナサーラ長老がある老齢な女性に投げかけた質問でした。
その老齢の女性はこう答えます。
「1回あります。子供を産んだときです。」
その答えを聞いたスマナサーラ長老は何も言わなかったそうです。長い間生きてきてもたったの1回。そしてそれも、本当の幸せとは言い難い。
子供を産むと、脳の中にオキシトシンというホルモンが生まれます。母乳を作るためのスイッチの役割として、脳がオキシトシンを作るのです。
血液中にオキシトシンが流れると、ものすごく幸せを感じます。それによって子供への強い愛着も生まれます。
スマナサーラ長老いわく、「その老齢な女性が言ったことの本質は、”子供を産んだことで出た物質によって幸福だと思った。”というだけのこと」なんだそうです。
たとえ一時的に、オキシトシンのおかげで幸福を感じても、人生は結局「納得いかない。」ということで終わる。
子育てでも、仕事でも、着ている服装でも、結局納得できない。
飽きる、するとさぼりたくなる。文句を言いたくなる、誰かに当たりたくなる。
ものすごく幸せになる状態が禅定なのでしょう。わたくしはいまだに知りません。
こうしてブログで文章を書いていることは、ものすごく幸せとは感じていないし、仕事でも幸福感はありません、わたくしは。
「飽きる、するとさぼりたくなる。文句を言いたくなる、誰かに当たりたくなる。」ということからすこし離れられるようになったので、続けていられるのだとおもいます。
瞑想をすこしまじめにするように最近変えました。わたくしのお話し。
すると、悪徳政治家とこれまで考えていた人でも、「可愛そう」と感じるようになった。ちょっとした変化。
政治に無関心ではないけれど、怒るようにして批判するようにして、不満な関心を持つ感情が薄れたように感じています。
着々とではなく、のらりくらりです、わたくしは。
大きな悩みは無くなった。その時その時にする、と決めたことをしっかりとできるように、すこしかわった程度です。
スマナサーラ長老はこう言います。
「生きる上で、決まって、納得には至らない。だから諦めよ。無執着で、ただ生きてみればいいのです。
しかし、それが人間にはできないので、怠けが入ってきます。
そこは、修行(瞑想)で、精神的な怠けを無くさなくてはいけません。」と。
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